2003年06月06日

次世代の3DCGソフトとは

もし自分が3DCGソフトを開発するならこういうソフトを作りますという話。
というかこういうソフトをほしいという願望です(笑)
(詳しく書いているとキリがないのでかなり省略しています)

いきなりですが、この地球上に当たり判定のない物が存在するでしょうか?
ありません。(空気とか光とかそういうのではなくモノとして)
あったとしたら地面をすり抜けて地球の中心まで落下していくと思う。
つまり、モノには必ず当たり判定があります。

でも今の3DCGソフトにはデフォルトでは当たり判定がありません。
これが非常に疑問です。
CGソフトを使って何を作ることが多いでしょうか?
現実のものを真似て作る方が多くないですか?

つまり、現実世界をシミュレートするのならデフォルトで当たり判定は
ONにすべきだと思います。
モノ同士はくっつければぶつかります。
そうすることで、ゲームとかによくありがちな”めりこみ”とかはなくなると思うし
無駄な苦労をしなくてすみます。
ただ、そうするとモデリング時にやっかいなこともあると思うので当たり判定のON,OFFはできるようにします。
そして表面の硬度を設定できるようにすればやわらかいものも表現できます。

あと、現実世界をシミュレートすることの方が多いと思うので、
初めから物理現象がシミュレートされています。
画面の中にもうひとつの地球が存在しているイメージです。
空中でモノを離せば落下するし転がれば摩擦で止まります。
天気や時間の設定もできる。
リアルに見せようと苦労する方が多いと思いますが、
それは現実世界を真似ているだけなのであまりクリエイティブとは言えないと思う。
始めからそういう部分が設定されていればもっと他に時間が使えると思います。

顔や体型(骨格)、皮膚などを変更するだけで
簡単にオリジナルキャラクターを作ることができます。
キャラクター(人物や動物)が自然に動くように始めから設定されています。
だいたいキャラクターといえば人型だと思うので、
人と同じように動くようにセットアップされています。
必要最低限の動きをつけるだけで自然な動きをします。

だいたいこんな感じです。

一言で言うと、現実世界を初めからシミュレートされている3DCGソフトということです。
ソフトでシミュレーションするのではなくソフトがシミュレーションしているということ。

こういうソフトが出るとまず思いつくのが
誰でも簡単にCGを作れるようになると世の中にしょーもない作品がいっぱい増える
ということだと思います。
でも紙と鉛筆を使えば誰でも文章をかけるのにみんなが小説家になっているわけではない。
ビデオカメラやデジカメを使えば映画監督やカメラマンになれるのにみんながなっているわけではない。
つまり、やろうと思わないとやらないんです。もちろん環境がそろえばできるもんでもない。
だから自分の作品を作る選択肢が増えるだけなんです。

でも今すぐ発売できるというわけではありません。
今はまだハードの性能が追いついてないですが、何十年後ぐらいならばリアルタイムでシミュレートすることができる日がくるんじゃないかと思います。
その頃には今の3DCGソフトもかなりバージョンアップしていると思いますが、おそらくこういう風にはなっていないと思う(根本的に考え方が違うから)。
これから出る新しいソフトに期待します。

アイデア | 2003年06月06日 19:47 | トラックバック
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