2008年07月27日

崖の上のポニョ(ネタばれなし)

この映画はどこに価値を置くかで評価が変わりそうです。
ポニョはかわいいし絵の表現はおもしろいですが、内容は消化不良でつっこみどころ満載だから
素直におもしろいと言えないのが難しいところです。

子供の妄想を一流の画力で表現したような印象を受けました。
でもそんなことは言われなくても分かっているはずだから、あえてやっているんだろうと考えると
この映画の狙いが少し理解できた気がしました。

これは、映画ではなく”宮崎駿版人魚姫”という童話アニメなんですね。
童話だと思えば細かい説明が必要ないことがわかります。

例えば、”桃太郎”ではなぜ桃の中から桃太郎が生まれるのか?とか
いちいち気にしないですよね。
この”崖の上のポニョ”もそういう童話だからあえて細かい説明を省いたんじゃないでしょうか。
童話に理屈は必要ないですしね。

宮崎駿監督は子供のために作っていると言っていたから、
これで本当に子供のための童話ができたんじゃないでしょうか?
だから過去の映画と比べるものではないと思う。
”崖の上のポニョ”は童話として見た方がしっくりくる気がします。

映画 | 2008年07月27日 23:43 | トラックバック
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