2009年09月23日

キングオブコント2009での5種類のコントタイプ

キングオブコント2009 オフィシャルブログ

今回はいい人選だったのと審査方法が前回よりよくなっていたので楽しめました。
一回目の点数が無駄にならないのがいいですね。

ただ、やっぱり芸人同士で点数をつけるとなると私情が入ると思うので
新人には高得点は入りにくいだろうし、芸人の間で評判のいい人達とか
勝たせたい人とか同じ事務所の人とかに高めの点数を入れる可能性もないこともないので
始まる前から想像できる部分はありました。

今回のキングオブコント2009を見ていて、
コントといってもいくつかのパターンがあるなぁと感じたので
今回は別の視点で感想を書いてみたいと思います。
とりあえず、コントには最低5パターンぐらいあるのがよくわかりました。
(今回の場合はというだけで、すべてそうだというわけではありません)

まずひとつめは、”ストーリータイプ”です。
これはストーリーの流れで笑いをとるタイプです。
東京03、ロッチ、しずるがこれにあたります。
最初と最後でストーリーが大きく変わっていくので、その展開がいかにおもしろいかがカギになります。
コントの王道と言えるのでコントといえばこれでしょう。

2つめは、”漫才タイプ”です。
設定はコント風だけどやってることはボケとツッコミという漫才と変わりません。
サンドウィッチマンやインパルスがこれにあたります。
サンドウィッチマンは漫才でも同じ形だったので、漫才とも言えるしコントとも言えます。
今回は2つとも店員と客でしたね。
ボケたところをつっこむのでおもしろさはわかりやすいですが
笑いは漫才と同じタイプかもしれません。

3つめは、”シチュエーションタイプ”です。
これはいかにコントの設定がおもしろいかにかかっています。
設定で笑いをとるタイプなので出オチとも言えます。
ジャルジャルがこのタイプです。
ジャルジャルは特殊な設定をひとつ決めてそれを最後まで貫くものが多いかもしれません。

4つめは、”キャラクタータイプ”です。
いかに演じるキャラクターがおもしろいかにかかっています。
例えばモンスターエンジンがこのタイプです。
でも変なキャラクターだけで終わってしまう可能性もあるので
それプラス何かが必要だと思います。

最後の5つめは、”声張り上げタイプ”です。
これだけはダメなタイプなのですが、とにかく大きな声で終始テンションを上げて演じているものです。
でもこれは内容のなさを声の大きさでカバーしている可能性もあるので
必要以上に声がでかいと内容を疑った方がいいかもしれない。
例えば天竺鼠のひとつめがこのタイプです。
おそらくセリフだけをテキストで見るとあまりおもしろくないんじゃないかと感じます。
ただ、天竺鼠をおもしろくないと言っているわけではなくて
天竺鼠の川原の方は芸人らしい芸人で独特のセンスがあると感じてます。

もちろん単純にどれかひとつに当てはまるわけじゃないですが
キングオブコントという名目であれば、ひとつ目のストーリータイプが
優勝するべきかなと思ったので結果は妥当だったのかもしれません。
知っているネタが多かったので公平な評価は難しいですが
東京03の953点は高すぎかな。
逆にロッチはもう少し点数が高くてもいいと思いましたが。

次回は審査した芸人全員の名前と点数も表示して、誰が何点を入れたかを見せてほしい。
そうすれば私情抜きのもっと公正な採点がされる気がします。

前回はなかったことにして(笑)今回を1回目にしてはどうでしょうか?

テレビ | 2009年09月23日 23:58 | トラックバック
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